逆流性食道炎の整体施術事例

  • 73歳男性
  • 症状:逆流性食道炎

逆流性食道炎の整体施術事例

こんにちは、広島市西区の整体Salonウィルの増地 崇です。

今回は、私の父の整体施術事例を紹介したいと思います。

なお、本ウェブサイトで紹介している施術事例は、実際に当院の施術をご利用になられた方の実例および、それに基づく私の見解をお伝えするものです。

ですので、すべての同様の症状が同様の整体アプローチで改善することは保証いたしかねます。

さて、父は長年「逆流性食道炎」という症状を患っていました。

逆流性食道炎は、おもに胃酸が食道に逆流し、食道に炎症を起こす病気です。

父の場合、夜中に胃酸が逆流することが多く、そのため十分に睡眠を摂ることができなかったそうです。

また、後述しておりますが、がんの手術を担当した先生からは「逆流性食道炎が慢性化すると、食道がんになる可能性もある」と言われていたそうです。

そのことについては、父よりも母のほうが心配をしていました。

逆流性食道炎発症のきっかけ

きっかけは、2005年に食道がんで手術をしたことでした。

それによって、父は胃を2/3ほど切除しました。

またその後、胆嚢にも腫瘍が見つかり、胆嚢は摘出しました。

いずれにしましても、胃の手術後から症状が出るようになったそうです。

以来、約17年間その症状がつづいていました。

また、少しでも症状を抑えることを目的として、お医者さんからは胃酸の分泌を抑えるお薬を処方されていました。

さらには、就寝時には布団の頭側(上背部)を高くして寝るよう勧められていました。

少しでも、逆流を抑えるためだったと思われます。

しかしながら、それらが症状を抑えることはありませんでした(ただ、それらをしなければ症状はもっとひどくなっていた可能性もあります)。

そうこうしているうちに月日が流れ、私が現在の整体手技である「内臓・クラニアル・エネルギー整体」を身につけたため、父に整体を施すようになりました。

ただし、すぐに整体ができたわけではありません。

両親とは離れて暮らしており、手技を身につけたもののコロナ禍によって約2年半実家に帰ることができなかったんです。

本事例における逆流性食道炎の原因

どんな症状であれ、私は人が体外に排出する行為は体にとっては“よいこと”だと考えております。

例えば、排尿や排便や体内の毒素を排出する働きがあります(いわゆるデトックスですね)。

また、鼻水や咳などはウイルスなどの微生物を排出するために行われます。

さらには、二日酔いで吐き気をもよおすのは体内で過剰になったアルコール分を排出する働きでもあります。

それらを踏まえて、父の場合において逆流性食道炎は必要があって起こっていると考えるようにしました。

そもそも、約20年近く投薬などで治療をしてきたのに改善しなかったわけです。

であるなら、従来とは違った捉え方やアプローチをするほうが、症状改善の確率を高めると考えました。

では、父にとって、なぜ胃酸が逆流する必要があったのか?

それは(わかりやすく言うと)「胃が食べ物を受けつけたくなかった」のだと、私は考えました。

胃の働きについて

胃は、食べたものを消化する内臓です。

また「消化」は、食べ物を体内に吸収できる状態にまで液状化させる働きです。

さらに、消化は「ぜん動運動」と「消化液の分泌」によって行われています。

父の場合、胃を手術したことで消化の働きが低下していたことが考えられます。

まず、胃を手術で切っていますので、切った跡が硬くなったのだと思われます。

胃にかぎらず、転んで擦りむいた箇所や、あやまって包丁などで指を切ってしまった箇所は、治った後もその箇所はまわりの正常な部分に比べると分厚くなったり硬くなります。

体が傷ついた箇所を、守ろうとするわけですね。

それらと同様に、切った胃の部分が硬くなり、健康な状態に比べると正常にぜん動運動ができなくなっていたのではないかと考えました。

消化液分泌力の低下

また、胃を2/3切除していますので、胃液の分泌量も低下していることが考えられます。

さらに、消化時に分泌される消化液は胃液だけではなく、膵臓から分泌される膵液や胆嚢から分泌される胆汁(胆汁は、肝臓で生成)などもあります。

しかし父の場合、胆嚢も摘出しておりますので胆汁の分泌も健康な方に比べると十分ではないと考えられます。

さらには、お薬で胃酸を抑えていました。

手術で胃を切除したことで物理的に胃の容量が小さくなり、それでいてぜん動運動や消化液の分泌力低下が起これば、胃がキャパシティオーバーになってしまうのは想像に難くありません。

事実、それを裏づけるような出来事が2つありました。

消化力低下を裏づけた2つの事実

ひとつは、逆流性食道炎は父が遅めに夕食と摂ったり食べ過ぎたときに起こる傾向があったことです。

夕食から就寝までの時間が短いと、寝ているときに胃の中に食べ物が大量に留まることになります。

また、いつもより食べ過ぎたときも同様です。

ただ当初、父が「空腹のときにも逆流性食道炎は起こる」と言っていたんですね。

ですが、あるとき定期検診で父が胃カメラを飲んで診察を受けたことがありました。

当然、診察時には胃の中に食べ物がない状態でなければいけません。

そのため、検査前日には指定された時間までに食事を済ませていました。

にも関わらず、当日、胃カメラを飲んで診察をすると、まだ胃の中におかゆ状になった前日の食べ物が残っていたそうです。

これらのことから、父は胃のはたらきが低下していることで、本人が自覚している以上に食べ物を体(胃)が処理できず、そのため胃酸等の内容物が逆流していたと私は考えました。

胃の働きが高まるように整体施術を行いました

以上を踏まえて、私は「内臓・クラニアル(頭蓋骨)・エネルギー整体」を行いました。

内臓整体は、硬くなった内臓をゆるめ、正常な位置および本来の機能を取り戻すことを目的としています。

そしてそれによって、内臓が正常化すれば血流や骨格のゆがみ改善も期待できます。

父の場合、やはり胃が難くなっていましたので胃をゆるめるアプローチを行いました。

また、胃の上にある「横隔膜」もアプローチしました。

横隔膜も硬さが見られ、また下垂傾向にありました。

そうなると、横隔膜の下にある内臓も全体的に押し下げられ正常な働きが阻害されます。

当然、胃もその影響を受けます。

そこで、横隔膜をゆるめるとともに下垂を押し上げ正常な位置に戻すようアプローチしました。

さらには、肝臓にも硬さが見られたため、ゆるめるようにしました。

先にもお伝えしたとおり、肝臓からは「胆汁」という消化液が分泌されています。

そのため、肝臓が難くなって働きが低下すれば、その負担が胃にも来てしまいます。

このように、逆流性食道炎を引き起こした直接的な原因は胃ですが、胃だけにアプローチするわけではありません。

胃の働きを正常化させるために、関連性の高い臓器や部位にアプローチすることが必要になります。

その結果として、胃の位置や機能も正常化しやすくなります。

逆流性食道炎が改善

コロナ禍が落ち着いてから、私は毎月実家に帰省し、父に施術を行いました。

その結果、施術をはじめて3ヶ月後くらいから逆流性食道炎の症状は収まる兆しが出てきました。

夜中に、胃酸の逆流が起こらない日が出はじめたんです。

そして、6ヶ月後ごろには症状はほぼなくなりました成果には個人差があります)。

現在も、定期的に施術を行い、体をメンテナンスしています。

また、父自身も今まで以上に健康に留意し、消化によい食べ物を水分を積極的に摂取したり、1日8,000歩ほどのウォーキングを行っているようです。

それらの効果もあって、施術のたびに体を触ると以前と比べて全身的に体がゆるんでいます。

そして、父自身も体調のよさを実感しているようです。

今後の課題は「猫背」の改善です

はじめのほうでもお伝えしましたが、父は長年、就寝時に頭を高くした状態で寝るようになっていました。

それよって、常時、首が前に突き出たような状態(猫背)で、筋肉や骨がその姿勢をキープしてしまっているんですね。

そのため、施術時も仰向けになった際、枕の上に頭を置いておかないと首が痛いのだそうです。

ですが、父自身も猫背を気にしているらしく、自分でも肩甲骨まわりのストレッチなどを行っており改善しつつあります。

施術をはじめたころは、枕を2つ重ねないといけなかったのですが、現在(2023年6月)は枕は1つになりました。

人は、何歳からでも健康になれます

父の施術を通じて実感したことは「人は、何歳からでも健康なれる」ということです。

父は、20年弱も逆流性食道炎に悩まされてきました。

ずっと、投薬などで治療を行ってきましたが思うような改善が見られませんでした(もちろん、投薬で改善できるケースもあると思います)。

その間に、父は50代から70代になりました。

年齢を重ねれば、体は老化し、症状の改善は難しくなる一方なのが一般的です。

ですが、私の手技では「症状を治すのではなく、体が本来持っている治る力を引き出す」ことを目的に整体施術を行なっております。

そのために、硬くなってしまった内臓をゆるめ、正しい位置および機能を取り戻し、健康度合いを底上げするようにしています。

それに体が応えてくれれば、体はおのずと健康に向かってくれます。

もちろん、年齢が若いほど、健康度合いが高い方ほど施術効果が高くなるのは間違いありません。

ですが、私はどんな方も今よりも健康度合いを高めることができると考えております。

そして「内臓・クラニアル・エネルギー整体」は、ご利用者さまの健康度合いを今よりも高めてくれる整体手技であると確信しております。

多くの方が、健康でイキイキと毎日を楽しく過ごしていただけるよう当院がお役に立てれば幸いです。

最後までご覧くださいまして、感謝いたします。

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